十二の物語 想送の流れ星

2013年にお届けするハートフルストーリー「イリスと記憶の書架」が遂に完結!

「ECO祭2012~えこえこらいぶ・the・せぶんす」にて発表されてから早いもので、もうすぐ1年目を迎える。
当時はHEADLOCK絵師によるアルカード・ロアの姿に衝撃を覚えたものだ。

時にはキャプテンキッドやローレライの何気ないやり取りに笑い、
時にはル・フェイとパラケルススの深みある話に感銘を受け、
時にはルチフェロで息を飲む展開に釘付けにされ…

なんだかんだで夢中になれた通年イベントだった。


さぁ…ステラ・ロアが織り成す十二番目の物語で、このカテゴリーを補完するとしよう。




ブーフ・アルマ

ブーフ・アルマ1

「はじめまして……かな? わたしはブーフ。あまり運動とかは得意じゃないけど、精一杯お手伝いさせてもらうね。」
「……あの、ね。わたし、気が付いた時には誰もいない部屋にいたんだ。すごい昔に誰かが暮らしていた、今ではだれも住んでいない部屋。
ノーザンっていう国の、地下深くにある、氷に閉ざされて何もなかったところが、私の故郷。」
「……みんな、この世界に生まれてから、まだほんのわずかなんだよね。
わたしも、アルマになってからそんなに時間がたっているわけではないんだけど……もっと、色々なことを経験したいな。」



二期生アルマのラストを務めるのはインドアなブーフ・アルマ。
かつて、イリス博士が過ごしていた書斎に眠る本の一冊から誕生したものだと思われる。


ブーフ・アルマ2
ブーフ・アルマ3
ブーフ・アルマ4

「えっ……えっ!?えええええーーっ!?み、見ちゃったんですか!?……は、恥ずかしいよう……も、もう……」
「わたしの時みたいな面倒な事ばっかりだったら、はずかしくて死んじゃうよ……心の奥を読まれるのって、すっごく恥ずかしかったんだからね?」



ノーザン地下に漂う「ブーフ」というマイナーなモンスターの擬人化。故に知らない者は多いというか、何度か行ったことのあるうさぎでも記憶に残ってなかった。
んー…見た感じ、素体はぷるぷること「プルル・アルマ」だろうか?

彼女の行動や思考は全て日記形式に記録される為、時には羞恥プレイな展開も。

しかし、ロアの物語が記されている立場から前半は目立つ反面、後半は殆ど空気だったのが残念。








此度語りますのは思い出の物語。
ひととせの終に廻り戻るという人々の想いを乗せた流れ星の物語でございます。
むかーしむかし、そのまた昔。ごく普通の街にごく普通の女の子がおりました。
女の子は一人ぼっちでしたが、何にもさびしくありません。大切なものに囲まれていたからです。
あるとき、女の子はかごの中にたくさんのお弁当を詰めて、街の外の森へ遊びに行きました。
森の中に女の子が入ると誰かが泣く声がします。おなかをすかせた子供がえーんえーんと泣くのです。
女の子は自分のお弁当をみんな子供にあげてしまいました。
ごく普通の女の子は優しい子で、困っている人に自分の持ち物を惜しみなく与えてしまいます。
皆は女の子に感謝しますが、いつしか女の子は何一つとして大切なものを持っていない自分に気が付きました。
夜になって、そこでようやく女の子はとてもさびしくなったのです。皆を助ける事ができて嬉しかったけれど、自分は本当に一人ぼっちになってしまったからです。
満天の星が輝く丘の上で女の子は声を上げて泣きました。するとどうでしょう。満天の星空からあまたの星々が丘の上に降り注いだのです。
きらきら宝石のように輝く虹色の星にはたくさんの笑顔が映っていました。
女の子が助けた人たちは、みんながみんな、幸せそうでした。そして、みんながみんな、女の子に感謝をしていました。
みんなの「ありがとう」の想いを思い出して、女の子は心の中がとても温かくなりました。
みんなの「ありがとう」の声は遠く遠くはなれていても、女の子の耳に届きました。
その時、降り注いだ星々から、キラキラと光があふれて、女の子を包みました。
お母さんが作ってくれたドレスとお父さんが買ってくれた履物、おばあさんから譲り受けた髪留めとおじいさんが編んだかご。
他の誰かに与えてしまったけれど、それと同じくらい、いえ、それ以上の感謝の気持ちが、星となって女の子の所に帰ってきたのです。
気が付けば、すてきな衣装や、花がたくさん詰まったかごが女の子の身を包んでいたのです。
たくさんの思い出に囲まれて、女の子はずっと、ずーっと幸せに暮らしましたとさ。








……このお話はわたしが作ったものじゃないんです。わたしが小さい頃に読んだ、思い出星の絵本です。
このお話を読んで、知って、わたしは……「想いを形にすることができたら」と願うようになりました。
今も、このおとぎ話は世界に残っているんですよね?これから先はわからないけれど、未来にも残ってほしいと想います。……そうすれば、現われてくれるはず。
……私はもしかしたら、あなたに会うために研究者の道を志したのかもしれません。
そして、最後の想いを思い出させてくれて、ありがとう。私は、この世界が大好きです。





ステラ・ロア

ステラ・ロア1

「おっ、まっ、たっ、せーっ しましたーっ!」
「……。ステラ、という名前は素敵ですね。あたし、自分自身の名前は今まで持っていなかったから、その名前を使わせてもらいますね♪」



「イリスと記憶の書架」のフィナーレを飾る彼女は一説によるとグリム童話「星の銀貨」を具現化された存在らしい。
ちなみにステラという名はイタリア語で「星」を指すのだそうな。


ステラ・ロア2
ステラ・ロア3
ステラ・ロア4

「ええ、みんなが色々と思い出に残してくれていたから、知識の上で知ってはいましたけど……
実際に見て、触れて、食べて、喋って、わかって……本当に素敵です!」
「ですよね、ですよねー!あ、でも、サスペンス映画とかホラー映画の中に入りこんじゃうのは短時間でも勘弁してほしいなぁ……
帰ってくれるってわかってても怖いのは少し苦手だから……あたしは見てるだけでいいかな。」



今作品においては季節イベントである「思い出星」の象徴として描かれており、彼女の物語の原典はイリス博士執筆版という形でブーフ・アルマの中に記されている。


ステラ・ロア5
ステラ・ロア6
ステラ・ロア7

「あたし達ロアの物語……これは嘘の物語、全ては作り物。銀幕に流れた、一定時間だけの異世界への旅にすぎません。
幕が下りたなら、あなたは日常に戻らなければいけないんです。
……でも。物語は終わるかもしれないけど、決してなくなることはないの。
もし、あなたが望むなら……星は、いつか必ずあなたの元に。あなたが物語を伝えたい誰かにも、きっと、思い出星は……」



天使のような外見どおり、ふわっと包み込むような優しさと天真爛漫な笑顔がよく似合う女の子。

ぼくの第一印象としてはPCのアバターに似た感じがして、とてもロアには見えなかった。
だが、外見的に言えば恐らく今までのロアの中で「一番」という表現は大げさにしても、財布に警鐘を鳴らす程の存在になることは確実だろう。




受付嬢

「なんでもクエストカウンター」受付嬢

「ふむ、良かろう。案内しようではないか。己の内面を見つめ、精神を集中して……さぁ、見えてきたであろう……?」
「わかったわかった、今回は余のおごりだ、たまには散財するぞ!そなたも付き合えよ?」
「くっ、フェイめ、余を眠らせる気か…… ……どういうことだ、紙芝居屋? 何故だ、何故……」
「思い出の星を受け取ってこい。思い出の星を、渡してこい。何が正しいのか、余にはわからん。
だが、ここは余を信じろ。さぁ、行け。この日記にあった11の事件。そのすべての記憶を集めるために!」
「こやつめ……最後の最後まで心配をかけおってからに……ふん、まぁ、いい。」



「なんでもクエストカウンター」の受付嬢にして新くじの着せ替え人形。故にバストサイズは変幻自在。
今の今までスポットを当ててなかったし、最初で最後の一枚として。


そして、この先は全てのロアを心象風景に集めた者だけが見ることのできる本当の物語――
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十一の物語 終幕の魔王

3ヶ月連続で終わり際に書くってのも、前回で最後にしたいね、うん。
そりゃま、お世辞にも今回の投稿が早いってワケでもないけどさ、ECOくじ更新前までには書き終えたい!
やっぱこういった記事って鮮度が一番だよねっ!…と、自分の首を絞めてみたり(。ε゚)ノ

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十の物語 契約の悪魔

いっけね!まーた、ずるずると終了間際まで放置しちゃったよ!てへぺろ☆
だが、たとえ新鮮味ゼロだろうと、このカテゴリーを作ってここまで書き続けてきた以上は何が何でも補完せねばならん。

てなわけで、手短に纏めましょ。


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